市役所配属先仕事内容

1 生活支援課

生活保護者を対象とする。対象者には人間的に破綻しているのも多い。精神的苦痛を伴う。業務内容は多岐に及び、支援すればするほど大変になる。

近年は法定の1人あたり80名を年度当初は想定するも、年度末には120名を超える

事態も。CW手当は雀の涙。残業時間は少なめだが、精神的苦痛は多い。メンタルも多数在籍。比較的有給は取得しやすい。

 

2 国民健康保険

近年、市町村の部署で一番忙しい課は?との問いで名前のあがることの多い部署。制度の改正が多く、職員・市民ともに混乱が生じる部署。客層も生保に次ぐ。

業務・制度が複雑化し、メンタル率も高い。精神的に摩耗する部署。残業時間もさらに増加傾向。そういう事情もあり、希望してくる人間はまずいない。非常勤を採用しても、国民健康保険課付けを聞くと見送る者さえ出てくる。

 

3 児童福祉課

子ども手当」を扱う部署。児童手当よりも対象者・額が拡大されたことから大幅激務に。母子や父子に家庭、親権をどちらが持つのかでもめているケースもあり、窓口が混乱する場面も。決定から支給までが短かったことで、各自治体はシステム改修に追われた。また、制度自体も流動的でいつ変更になってもおかしくない。振込口座の登録や変更、通知の発送などもあり、残業が非常に多くなっている。

 

4 障害者支援課

障害者自立支援法が改正され、現場はカオス。元々、制度的に障害者の自立を促せない法律であったが、廃止でなく改正となったことでさらに障害者自立への道が遠のいている。障害者は文句を言う場所が行政しかないため、苦情常連みたいな障害者が必ずいる。制度は複雑で介護制度が適用されるのか、はたまた国保か、障害者独自の給付が優先するのか等、現場は日々混乱している。

 

5 財政課

「出世なんかしなくていいから財政課なんて行きたくない」というのが99パーセントの職員の本音のはず。財政課の激務は群を抜いており、補正予算や決算時期は泊まり込みもある。予算は「間違いました」ではすまされず、1円単位の出納も捉えなければならない。近年は何処も赤字であり、財政調整基金も底をついていることから調整に難儀。公債発行にあたっては総務省の許可が必要な場合も。その分出世は早い。また、課長級に顔を覚えてもらえる。出世を望むのには最良。

 

6 人事課

職員の人事を司る。かなりの権力を握る。人間関係が手に取るように分かる部署。墓場まで持っていかなくてはならない秘密も。おしゃべりには向かない。

人事を経れば人脈はかなりつくれる。その分、敵も作る。課長や部長に頭を下げられることも人事異動の時期には一度や二度ではない。○○課長と○○部長は仲が悪い、○○部長と○○課長の奥さんは不倫していたなど、知りたくない情報までもが耳に入り、人事に苦慮することも。一度人事を経験すれば、それなりの部署しか回らないのは公然の秘密。

 

7 防災課

人員定数見直しで真っ先に人員が削られた部署。東北大震災の前までは庁内で最も暇だったのはおそらくここ。その分、使えない職員が配属された。

防災計画を策定し、防災訓練や防災用具点検を行う。地理的に断層が走っている地域や過去災害があった場所では災害訓練が大規模化する傾向がある。

比較的残業時間が少なく、有給休暇の取得率も高い部署。大地震以降はかなり辛い部署

と化している。

 

8 秘書課

市長公室の花形。常に市長の傍におり、何かと気を遣う部署。どんなに仕事ができても

容姿が悪いと配属されない。※特に助成きめ細やかな気配りと、意図を理解する頭の回転の速さが問われる。

秘書課長の判断一つで市長選に影響することさえある。イベントごとには参加できるのでその分役得も多い。土日が潰れることも多い。

 

9 議会事務局

他課においても敵対することの多い議員も、議会事務局に対しては好意的である。議会事務局と敵対すると議員活動に支障が出るからである。

議員に対して気を使うことも多いが、視察同行など他課では絶対に経験できないような役得もある。議事進行班と庶務班に分かれるが、議事進行班は特に庁内でもまったり部署。但し、議会事務局の楽さは有名なので、次の異動で悲惨なところに行く可能性も。

 

10  市民税課

確定申告や市民税申告の時期は残業が相当大変になる。2~5月くらいが繁忙期。通例ならこれを過ぎれば楽だったが、国保・介護同様年金からの特別徴収が始まった。そのため仮徴収や特徴停止処理のため年中忙しい部署に。

年金再裁定や所得税二重課税で問題は更に複雑化。今や最低ランクに迫る激務度。